日々の雑記

アウトプットの場

機材の迷路

現在仕事用に使用している機材が

動画撮影用にsony α6300、写真撮影用にsony α7R2の2台体制です。

きっかけは忘れましたが、a6300には下のsmallrigのケージをつけてます。 

 

この製品がすこぶる良くて頑丈で安心、無骨でかっこいい。

縦位置撮影の際にも1/4ネジ穴が無数にあるのでとても実用的です。

これはぜひa7r2にもつけたいと検討。

ただし比較的安価な製品はa7r3用しかなくすっかり熱も冷めていましたが、インスタに「a7r2用のL字プレートが発売、プレオーダー受付中」との情報が!

再びsmallrig熱が再燃。しかしここからが機材の迷路の入り口だった。

 

一度今回の機材の悩みをまとめると、

ー動画ー

カメラ sony α6300に

一脚  マンフロットMHXPRO

 そう、マンフロットがデザイン、使用感ともに満足いったためこの組み合わせで満足しています。

 

ー写真ー

カメラ sony α7R2

三脚  slik able 300ST

中古で買ったので詳細は不明ですが、雲台がネジ雲台のため着脱がとても手間がかかるのが問題でした。マンフロットのクイックリリースプレートを覚えてしまうとなおさら。

 

 

解決したいことは

  • ケージをつけたい
  • ハンドストラップで使いたい
  • 三脚はマンフロットで揃えたい

あれ?意外と書いてみると単純だった。あれだけ悩んだのにな。

とはいえ備忘録的に書き出したので悩みの出口までの経過を書こう。

 

まずはじめにsmallrigから新発売のa7R2用ケージ2278がスクリューマウントとして使えるかどうかをチャットで問い合わせてみた。

なぜなら2278はアルカスイス互換での使用を推奨しているから。

(今思えばここが今回の迷路の最大のつまづき。解決したいことを優先順位で並び替えをしなかったためにケージを決めたのが間違いだった。ただし機材についての知識が少なく、雲台が変えれることを忘れてマンフロット=200PLプレートしか使えないという思い込みしかなかったことも原因。そして将来的に三脚をマンフロットにするという計画をみこさずにL字プレートありきで考えたために多大な時間を割いてしまったのだ。)

 

smallrig様からの回答は「できますよ」を期待していたが、予想に反して「可能ではあるが、直接の接続は推奨していない。」との返事。

これがきっかけでケージ選びで多大な時間を費やすことになった。

ケージのデザインと価格を見比べながら選ぶとプレオーダーのL字プレートに比べて非常に高い!

 

 

とか 

 が候補に上がっては消え、上がっては消えの連続。

(今思えばアルカスイス互換なんて全く頭から外れている候補だった。)

新品を買うと10000円〜15000円の製品だ。当初予算はプレオーダーの2098で5000円だったのにすでに倍以上。

ここで次に何を考えたかというとメルカリ、ヤフオクなどのフリマアプリの検索だった。残念ながらメルカリにはなかったが、さすがヤフオク。1660という1982の一個前のケージと2098が5000円〜で販売中だった。

これならどちらも予算内。早速ウォッチリストに追加して虎視眈々と2日後の終了時刻を睨みながら製品の品定め。

 

第一候補に挙げたのが1660だった。

良い点:一体型のシンプルな構造なので壊れない。

悪い点:枠がシャッターボタンにかかるのでは?という疑問とオフストロボのコマンダーがかかるのでは?の2点。

 

そこで2098をじっくり調査すると

良い点:ハーフケージなのでハンドストラップがそのまま使える。分離型なのでマンフロットのクイックリリースプレート(QRP

で利用可能。ケージをはめるとスクリューマウントでも利用可能。

悪い点:分離型なのでガタツク、緩みやすいなどのネガティブコメントがあった。また重量が300gとやや重い。

 

しかし分離できるのでマンフロットのQRPとスクリューマウントが使える!しかもハンドストラップもちょうどハマる!という点だけをみて入札参加決定。

落札時間は日曜22時。ヤフオクのゴールデンタイムだ。

朝から特に動きもないので余裕で落札できるだろうと高をくくっていたが、10時過ぎ突如一件の入札。

まだ時間はある、落ち着いて分析する。気になるのは自動延長の有無だ。

出品者にとっては熱いシステムだが、落札者にとってはたまらない。ギリギリで入札と思いきや5分延長が繰り返されてしまうので冷静に入札しないと思わぬ高額で落札してしまい後悔が続いてしまう。

この商品が自動延長システムに該当しているかというと・・・していた。

こうなったら5分10秒前に入札することで自動延長回避を狙うしかない。あとは入札者がその時間に寝てることを願うだけだ。

昼間に何度かチェックしたが、入札は最初の1件のみで止まっている。

嵐の前の静けさか。他にも狙っているものがいるのか。

メルカリと違ってヤフオクは落札までのドキドキがある。スリルがある。

だからこそ落札した時の達成感もたまらないのだ。

昼、夕と入札もなくタイムリミットが近づく。22時になっても動きはない。

リミットは26分だったので22時20分にタイマーをセット。合わせて18分のカウントダウンも始めた。チェック、ダブルチェックだ。

そしてカウントダウン後も入札はない。どうやら一騎打ちの模様。

自動延長で熱くならないように予算枠は6000円に設定。最初の入札で一気にこの金額で指値をしてやる気を見せる手もあるが、どうせならじっくり楽しみたい。最初の指値は5100円で様子見しよう。と思ったら5250円しか受け付けられない。なるほど単位切り上げか。仕方なく5250円で入札。

22時20分、「あなたが最高入札者です!」の表示。テンションが上がる。

あとは最初の入札者が寝ていることを望むのみだが、1分も経たずに更新。

ちぇっ、起きてやがった。楽には勝たせてもらえないか。

残り時間も延長が始まって8分まで伸びていた。こうなったらしょうがないので5750円で再入札!次の6000円が来たらお手上げ、しゃーないと思っていたらあっさり更新wあと250円プラスするくらいと思って続いていくのがこのシステムなのだ。

予算は5000円のはずなのに1000円札1枚プラスして買えるなら、250円プラスして買えるならと限界を決めずにいくのが失敗の元なのだと実感した。

現に6000円に250円プラスしたら買えるし、落札の達成感があるかも。とも考えていた。今回はちゃんと踏みとどまれたことが良かった。

 

一旦リセットして機材購入は見直しととりあえず寝ることに。夢の中までは出てこないが寝ながらもいろんな可能性を考えた。まず大事なのはプレートの互換性か。その点で言えば落札予定だった2098は200PL対応なのは内側のケージだけ。ということは将来的にマンフロットで雲台を運用した場合ケージは常に付けっ放しは難しくむしろ使う頻度が増えてしまうことに気づいた。

 

さてどうするかなー。と悩んでいるときに聞いたのがsiruiのボール雲台だ。人気ユーチューバーが紹介をしていて、これを買えばアルカスイス互換のL字プレートが使えるとのこと。ということは?と一旦ケージからリセット。

 

そして悩みの優先順位を並べなおすと

  1. 三脚をマンフロットにして高さ調節をスムーズにした
  2. 縦位置でカメラをセットした際にしっかり固定したい
  3. L字プレートを使うことで縦位置と横位置を変えてもフレームの中が変わらないようにしたい
  4. ハンドストラップを使いたい

だった。ということはまずケージよりも何よりも三脚である。

そしてマンフロットの雲台ではなくアルカスイス互換の雲台を探すことが、悩みを全て解決することに気づいたのである。

そうと決まればボール雲台だ。アルカスイス互換のボール雲台で探すとあっさりと決まった。

 

それが これだ。

 これを

 

Manfrotto プロ三脚 190シリーズ アルミ 4段 MT190XPRO4

Manfrotto プロ三脚 190シリーズ アルミ 4段 MT190XPRO4

 

 につけることで全てが解決するようだ。

 

本当に単純。おそらく機材の知識がある人であれば1分でたどり着くであろう組み合わせの回答に約2日もかかってしまった。

それもこれもアルカスイス互換という言葉を調べずに来た自分の無知のせいだ。

とりあえずケージに関しては当初の予定通りプレオーダーのL字プレートを購入。21日以降の発送になるのでおそらく来週には到着するだろう。

雲台と三脚は来月中には購入する予定なので来月にはほぼシステムについては完成するはずである。

今回は本当にヤフオクで落札できなくて良かったと思う。

迷路から出たらあとはガシガシ撮影するだけだ。今年の確定申告はとても事業の将来性に疑義を感じる状態であったのでガシガシと営業に行きます。