日々の雑記

アウトプットの場

佐賀県武雄市のボランティアに行った

早朝にツイッターを見ながらなんとなく検索して見ると、大雨から数日経つのにまだまだ復旧していない様子が伺える。

 

仕事もお陰様で忙しくなく、時間だけは持っているので何か役に立たないとと悶々としている自分には丁度いい。翌日温泉に行く予定もあったので、気持ちよく引け目なく温泉につかりたいことも参加した理由だった。多少邪まな気持ちもあるけど何もしないより10倍くらいマシだと思う。

 

というわけでボランティア参加のための情報収集を行う。

もちろんネットでの収集になるわけだが、ツイッターから探して行くとフェイスブックの方が正しい情報を発信しているとのこと。と言うわけで武雄市の公式フェイスブックを見る。※1

 

ボランティア参加に際しては社会福祉協議会に行ってボランティア保険に加入しないといけないらしい。確かに危険がいっぱいなのでそこは納得。

ボランティアなのでもちろん無償で作業をするが、現地までの高速料金は申請書類を作成し往路、復路で提示すれば負担はいらない。ただしガソリン代は自己負担。

着用の服などは長靴、長袖、帽子、タオル、ヘルメットなどを準備。

 

いざ出発!の前に現地は混み合っていることを見越して地元の社協で保険加入。※2

 

高速乗り場は通常通りチケットを取って通過。嬉野までは被害もなく通常運行できたが、嬉野ー武雄間で地滑りが起きており武雄南で迂回路を通る。地滑りの箇所もピンポイントだったので上り線には影響がなかった。

 

9時半には武雄北方に到着。料金所では高速申請書を出して無事無償通過。ボランティア受付には十分間に合う時間だったが、受付場所を理解しないで来てしまったため料金所の人に聞いて見るが場所を把握していなかった。調べていないのも悪いけどおそらくボランティア参加者が多く通るであろうこの場所で受付場所を簡単に説明できる人がいた方がスムーズなように思った。※3

実際、「市役所と思います」と言われて向かったものの逆方向に受付センターが設置されていた。

 

現地の様子はテレビで流される映像ほど被害は酷くなかったように見えるが、自動車販売店ショールームのガラスに浸水したであろう線が地面から80cmくらいのところにあったり、浸水した車が多数集まっていたり、道路が土砂で汚れていたりとまだまだ被災の跡が残っていた。

 

無事現地に到着し受付へ。軽トラが活躍していると聞いたので軽のワンボックスであるタウンボックスも運搬に使えるかもと進言。特に必要とされることもなかったので通常人員として活動することになった。

受付の後はパイプ椅子に1列6名×6列、計40名前後が並んで適当にボランティアを依頼している人家に振り分けられる仕組みだった。簡単な依頼内容が記載されているらしく、女性ばかりのチームでは冷蔵庫、洗濯機などの大物家電搬出作業には男性も追加されるなど現場の裁量でチームが組まれるようだった。

自分のチームは5名で男女比3:2。仕事内容は床下の水の吸い取り作業がメインだった。現場は近かったが、用意された簡易な地図は地元の人でないとわからない。チームの方が「グーグルマップで探します」と行ったけど最近のグーグルマップは精度が激オチなので案の定民家は出ない。ヤフーカーナビなら出るか?と起動させるとしっかりと答えてくれた。ありがたいです、ヤフーカーナビ。

現地に行くと60代くらいのおじさんが作業現場用の扇風機をガンガン回しながら拭き掃除中。佐賀らしい和風の立派な家だった。畳は全て剥がされて(おそらく処分済)床板を剥がしていた。

挨拶もそこそこに作業開始。乾湿両用掃除機を発見したので拭き掃除組と掃除機組で手分けして床下の水分除去。

地味な作業だが床下に潜り込むのはなかなか大変だった。気温は30度いかない程度で曇っていたので暑さで倒れることはなさそうな外作業日和だった。

 

チームのバランスも良くボランティア参加者だけあって皆良識のあるメンバーだった。そこまで深い話をすることもなく、かといってよそよそしさもない距離感。

作業自体は15時前で終了だったが、午後からは日がさして来たので1部屋分の床板は洗浄、乾燥までしっかりと行えた。

誰も怪我することもなく作業終了。広い家だったので一人で作業するのはかなり骨が折れると思われるので役に立てたと思う。

 

ボランティアセンターに戻り作業報告を行いかき氷を食べて解散。連絡先を交換することもなく「では!お疲れ様でした!」で解散という清清しい活動だった。

実際の作業は4時間程度だと思うがなかなかの疲れ。「温泉入れます」のアナウンスもなく翌日はいるので我慢して帰ることにした。しかし武雄北方から乗ろうとすると武雄嬉野間の不通の影響がもろに響いており嬉野からしか乗れないらしい。

 

下道で嬉野を目指すが眠気がひどく嬉野で仮眠。暑さで目を覚まし再び高速移動。

諫早インターは料金所が無人のため高速無料申請書が渡せずに手間だった。

 

最後の方はトラブルが多かったが、少なくとも役に立ったという結果は残ったのでよかったと思う。

 

※1 武雄市公式FBがあるなら受付場所の簡易な案内、ボランティア参加までのワンストップな手順などを記載していただくとわかりやすい気がした。

※2 社協の保険加入はこういう時こそマイナンバーで簡素化したらいいと思う。(まああまり使いたくないが)

※3 高速料金所の人は毎回説明は大変だと思うので降り場に簡易な周辺地図をおくだけでより現地にたどり着きやすくなると思った。車で◯分で着きます!など。

 

行かないと分からないことなのでまずは行ってよかったです。皆さんお疲れ様でした!