日々の雑記

アウトプットの場

アサヒカメラ休刊

先日ネットニュースを見て衝撃を受けたのがアサヒカメラの休刊だった。

購入しているかと言われたらここ数年図書館などで閲覧することはあるが買ってはいなかった。ただ他の雑誌よりも確実に見ていた。

月例コンテストも10年以上前には3回ほど送ったこともある。

当時はモノクロフィルムの自家現像で自信がある写真を送っていたので3万円取ってプリント代に当てようくらいの気持ちだった。

コンテストに参加することは次の号で結果が載っているので、発売日が待ち遠しく本屋に行くなり月例コンテストの結果ページを凝視し、載っていないのを2度確認して帰る日が続いた。

送り出して3回目くらいにアサヒカメラから封書が届いた。ワクワクして開封すると佳作「3匹の間」と書いてあり、5000円の図書券か小切手が入っていた。

それで知ったのだが、結果は紙面に載る前に郵送でお知らせがくる方式だったらしく、毎月いそいそと図書館に通っていたのは無駄足だったことだ。無駄足とは言っても帰り道によるだけだから、何の目的もなしに街を車で走って何と無くイオンに行って何を買うでもなくさまよっていた30代に比べるとはるかにマシであった。

 

そんな思い出を巡らせながら久しぶりに図書館で立ち読みをして観る。コロナ対策の影響ですっかり図書館もご無沙汰で、ソーシャルディスタンスのおかげで前よりも快適な空間になっていた。しばらくカメラは買わずにいま持っている機材だけで(足るを知る)撮影にのぞみたいので新機種ページは飛ばして月例コンテストを見る。写真も見ながらだが、今はどんな年代の人がカメラで撮ってるのか?と見ているとほとんどがデジカメ、プリンターで自家プリンターが多い。機材は買わないがプリンターは買いたいので参考にした。と、そんな中iPhone 5sで撮影した写真が並み居るデジカメを抑えてしっかりと受賞していた。しかも2代目iPhone SEが発売された2020年に5sで撮影した写真での受賞である。何とも痛快!と同時に自分の最近の考えと、今日アサヒカメラを手にとって読むまでの流れをみると休刊になったのもうなづける。

もう新しいカメラって必要ないのかもしれない。広告料目的ではないYoutuberカメラマンはそれぞれ自分が決めたカメラを使っている。広告料目的のカメラマンは新製品が出るたびにレビューを入れながら紹介している。(撮影能力は認めるが見ないようになってきた。)

 

人がカメラに求める性能は必要十分なのだろう。アサヒカメラに広告を打っても売上につながるかも難しいのかもしれない。全て憶測だけどテレビ業界もそうだし雑誌業界も広告料モデルって言うものが成立しないのだろう。

あって当たり前のものがどんどんなくなっているが、いまあるもので十分であるということだと思う。

画像加工なんてスマホで撮って5分後には完成して世界に発信できるのだ。しかもほぼ無料で。そんなことを考えた夕方6時。さて刺身でも食べるか。

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iPhone SE(旧型)

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iPhone SE(旧型)