MOGOいいね
ひさしぶりに映画をみている。
以前買ったMOGOがなかなか出番がなかったが今は存分に稼働している。
歳を取るにつれ映画館に行くことが減り、なおかつ地方都市に住んでいると映画館に行くまでに時間がかかるので、この価格で大画面で映画を見られるのは満足している。後はもう少し簡単に迫力ある音が出ればなおよし。
アマゾンプライム会員なので見られる映画はそこからチョイス。数年前に絶賛されていたJOKERがプライムに開放されていたのでようやく視聴できた。バットマンは学生時代に友人が好きな映画ということもあって見たことがあった。”映画を見に行く”という娯楽としてみていたのでバットモービルかっこいいとかJOKERってなんて悪いやつだ、キャットウーマンのレンジのシーン、家庭でも十分起こりうる危険性があるな〜くらいの感想だった。シュワちゃんが出てきたフリーズの逆襲?では夏の暑い時期に映画を見に行き、館内のエアコンの快適さで途中で寝てしまった。この時すでに睡眠に問題があったのかもしれない。
JOKERは悪なのか?
この映画はバットマンは出てこない。JOKERがなぜ、どういう経緯で生まれたのかを描いた映画だ。ダークナイトビギンズがバットマンの誕生映画としてあるような感じ。
まずは予習もなく視聴。ピエロメイクで閉店セールのアピールをしていると子どもたちに襲われる。このシーンだけで街の経済状況と治安の悪さ、他人への無関心が描かれている。そこからは周囲の環境とふとしたきっかけで少しずつ悪になっていくのだ。中盤で同じアパートの住人の女性とうまくいきかけた時はよくあるアメリカの日常の映画のようにみえる。そこがひょっとしたらJokerになる前の人生のピークなのかもしれない。(これも妄想なのだが)
精神異常が原因ではなく、そうなってしまった家庭環境が問題なのだ。家庭環境は社会環境で作られる。橘玲さんの本で「言ってはいけない」にも書いてあった内容と重なる部分もあった。
岡田斗司夫さんの解説動画がYoutubeにあったので映画視聴後に見た。なんとなく感じていた部分や見落としていた場面がしっかりと説明されていてすごいなと感心。Jokerとバットマンの関係性をルパン三世と銭形警部に例えるところなんて秀逸すぎる。
たしかにルパン三世はかっこいいんだけど泥棒なわけで、泥棒=悪の社会のはずなのにみんなルパン大好きだよねと。子供の頃からずっと楽しく見ていてルパンを好きだったけど、悪を正当化する洗脳だと考えると怖いな。ルパンの場合はもっと悪と戦っているから応援しているのかもしれないけど、それは今回見たJokerみたいな環境で育ってきたかもしれないと想像すると単純に外から見て正義と悪でわけることはできないのかもしれない。
話はどんどんひろがっていくけど肝心なJokerについてアウトプットを前提にみていなかったので内容がおぼろげになっている。3日前に観たばかりなのに。
アウトプットの練習
精神科医の樺沢紫苑さんは映画をみ終わるとすぐにカフェに行き映画から得た視点と感想を一気に書き出すそうだ。アウトプットすることで定着する。今回は遅ればせながらアウトプットをしてみると「内容がこんなにあやふやになるとは思わなかった」ということを再認識した。これが今回の映画を観ることで得たものだ。JOKERからダークナイト、ダークナイト・ライジング、ベイビー・ドライバー、午後三時の女達と立て続けに見てしまったのでごちゃごちゃしているのもしょうがないか。
次回からは1本映画を見るごとにアウトプットをして新たな視点を定着していきたい。